宮崎 智之(みやざき ともゆき、1982年3月16日[1] - )は、日本の文筆家、文芸評論家、エッセイスト、随筆家。東京都生まれ。
来歴
明治大学文学部卒業[2]。地域紙記者、編集プロダクションなどを経て、フリーライターに[3]。人間観察、現代の常識・非常識、カルチャーなどについての執筆を得意とする。著作に『モヤモヤするあの人 常識と非常識のあいだ』(幻冬舎)、『平熱のまま、この世界に熱狂したい 「弱さ」を受け入れる日常革命 』(幻冬舎)、『宮崎智之セレクト 中原中也名詩選』(アンソロジー、田畑書店)、『モヤモヤの日々』(晶文社)、共著に『吉田健一ふたたび』(冨山房インターナショナル)などがある。共著は「紀伊國屋じんぶん大賞2020」の14位に入選。
造語
- 彼氏面男子[4][5] - 犬山紙子との対談[6]で、「彼氏面男子は、付き合ってもいないのに、あたかも彼氏のような言動をする男性のことですが、彼らは犬山さんが問題提起している「クソバイス」をすることが特徴の1つ」と述べている。
- 社畜ポリス[7] - 「社会人の常識」を振りかざし、他の従業員にも強い倫理観を求める社内自警団。
- 海藻カップル [8]- 終電間際に駅のホームで抱き合いながら揺れているカップル。
- 告白ハラスメント(告ハラ)[9] - 恋愛の段取りを踏まない突然の告白は、相手に不快感を与えるという主張。「職場のハラスメント研究所」代表理事の金子雅臣からは、「断られたときにそれを受け止められなかったり、NOに気づかなかったり、『押せばなんとかなる』と何度もアプローチしたりするのは問題ですが、思いを伝える行為は恋愛には必要です。それをハラスメントとは言いません」と、その概念に異議が唱えられている一方、評論家の勝部元気は、「恋愛とは、ステップ・バイ・ステップで小さく段階的に進めていくものです。しかし、自分の内側で気持ちを高ぶらせ、突然それをぶつけると、相手には突発的な行動だと映ってしまいます。それは、ある意味ハラスメントと言えるでしょう」「そもそも、告白のない恋愛のほうがグローバルスタンダードです。徐々に関係性を深め、“気がついたら付き合っている”のが自然な流れでしょう」と語るなど、論争となっている[10]。
- 読モライター[11][12]インターネットやSNS上で、タレントや読者モデルのように振舞うライターのこと。その定義をめぐって議論を呼んでいる。
連載
- 「ロス婚」漂流記~なぜ結婚に夢も希望も持てないのか?(ダイヤモンド・オンライン)
- あなたを悩ます「めんどい人々」解析ファイル(ダイヤモンド・オンライン)
- 現代〈悪女〉論(messy)
- あなたをモヤモヤさせるB級新常識(ダイヤモンド・オンライン)
- ぼくは、平熱のまま熱狂したい(幻冬舎plus)
- モヤモヤの日々(晶文社スクラップブック)
- 2024年2月号より、月刊誌『文學界』(文藝春秋)にて「新人小説月評」を担当
著書
単著
共著
文庫解説
出演
脚注
外部リンク