実吉 雅郎(さねよし まさお、1893年(明治26年)6月25日[1] - 1967年(昭和42年)9月4日)は東京都出身の実業家。日揮の創業者。
来歴・人物
学習院初等科・中等科、第一高等学校を経て、東京帝国大学法学部政治学科卒業。卒業後、株式会社横浜正金銀行(現在三菱東京UFJ銀行)、株式会社島商店を経て、1928年(昭和3年)10月25日に日揮株式会社の前身日本揮発油株式会社を創立。
1928年(昭和3年)10月から1966年(昭和41年)5月まで社長を務めたのち会長に就任。翌1967年(昭和42年)9月4日病気のため急逝(享年74)。
その後、遺産を寄附し、日揮・実吉奨学会前身の実吉奨学会を、1968年(昭和43年)、人材の育成と科学・技術の発展に貢献するため、理工系の学科を専攻する大学生・大学院生に対する奨学金の貸与(日本の学生対象)ならびに給与(海外から日本への留学生対象)、および、若手研究者への研究費助成を行うことを目的として、設立した。
親族
父は実吉安純。舅は島徳蔵。野田卯一は相壻。
関連書籍
脚注
- ^ 『人事興信録 第23版 上』(人事興信所、1966年)さ181頁
外部リンク