堀淵 清治(ほりぶち せいじ、1952年1月18日[1] - )は、日本の実業家。NEW PEOPLE, Inc. 代表取締役社長[2]、Dandelion Chocolate Japan(ダンデライオン・チョコレート・ジャパン)株式会社代表取締役CEO。徳島県小松島市出身。徳島県立城南高等学校、早稲田大学法学部卒業。カリフォルニア州立ヘイワード大学大学院(文化人類学専攻)退学。
経歴
人物・エピソード
- 日本の漫画をアメリカへ流通させた立役者として知られる。
- 漫画を翻訳する際には、日本特有の「ドン!」や「しーん」と言った擬音語や擬態語を独自にアレンジさせている(それまでのアメリカのコミックには、こうした擬態語は存在せず登場人物の台詞などで代用されていた)。
- 1985年に大友克洋の『童夢』を読み、衝撃を受ける。そして小学館の相賀昌宏と出会い、「日本の漫画はアメリカでも通用するのではないか」と話したことがビズコミュニケーションズの設立へ繋がった[6]。
- アメリカの書店では漫画の扱い方が日本より冷遇されている。その事を肌で感じた堀淵は、会社の漫画販売の比重を一般書籍へ移すような計画を立てるが、当時の小学館の担当専務に「ふざけるな!」と灰皿を投げつけられて一喝される。さらに「初心に帰れ」と怒鳴られると漫画に対する情熱が呼び覚まされ、漫画販売に積極的に取り組むようになった。
- 日本の漫画の美点は「映画的手法と用いてダイナミックに展開される画面」と「外来の文化を洗練させる柔軟な価値観(ある種の曖昧さ)」と語る。
- 趣味は温泉に入る事。
著書
脚注
注釈
- ^ 現在はNEW PEOPLE, Inc.が文化商業ビルNEW PEOPLEのブランディング・運営を小学館より受託
出典
- ^ 第681回 ダンデライオン・チョコレート・ジャパン 代表 堀淵清治(ほりぶち せいじ)氏 - 飲食の戦士たち
- ^ a b 会社概要 (PDF, (NEW PEOPLE, Inc.))
- ^ “ビズピクチャーズ、米で日本のポップカルチャーを発信”. 新文化通信社. 2017年11月3日閲覧。
- ^ “著者プロフィール”. 集英社. 2017年11月3日閲覧。
- ^ “外資の対日投資成功事例”. 日本貿易振興機構. 2017年11月3日閲覧。
- ^ Oikawa, Tomohiro (2007年9月1日). “Weekend Beat: Cashing in on over-the-counter culture”. Asahi Weekly. Asahi Shimbun Company. 2008年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月28日閲覧。
- 朝日新聞(2007年6月23日朝刊・be on Saturdayより)
関連項目
外部リンク