国際金融局企画課(こくさいきんゆうきょくきかくか)は、大蔵省国際金融局に置かれていた部署である。
国際金融及び外国為替の制度の調査、企画立案、外国為替銀行の監督、外国為替検査などを主に行っていた。
沿革
所掌事務
- 所掌
大蔵省組織令(昭和51年6月25日政令第163号)第48条に所掌事務が規定されていた。
(企画課の所掌事務)
第48条 企画課においては、左の事務をつかさどる。
一 国際金融及び外国為替に関する制度の調査、企画及び立案をすること(ただし、国際機構課、短期資金課及び投資第二課の所掌に属するものを除く)。
二 対外取引を行う通貨その他の対外決済条件を定めること。
三 外国為替業務で銀行の営むもの及び両替業務を認可し、これらの業務を営む者を監督すること。
四 外国為替及び外国貿易管理法(昭和24年法律第228号)に基づく検査を行なうこと。
五 金の輸出入を管理すること。
六 金の買取り又は売渡しの基本方針に関すること。
七 金地金の政府買入価格の決定に関すること。
八 貴金属特別会計を管理すること
九 貿易外の外国為替取引及び貿易に関する大蔵省の所掌に係る外国為替取引の管理に関する事務で、他の所掌に属さないものを行なうこと。
脚注
- ^ 『日本の官庁 その人と組織:大蔵省、経済企画庁』政策時報社、1989年発行、184頁