名古屋市立新明小学校(なごやしりつ しんめいしょうがっこう)は、かつて愛知県名古屋市中村区名駅三丁目にあった公立小学校。
歴史
校名の由来
学区内に所在する神明社から、新しく明るいという意味を含めて命名されたものとされる。
沿革
1873年(明治6年)に開設された、第32義校および第27義校をルーツとする。第32義校は広井小学校・広井尋常小学校・広井国民学校、第27義校は郁文学校・泥江学校・泥江尋常小学校・共立尋常小学校・共立国民学校と改称した。
児童数の変遷
『愛知県小中学校誌』(1998年)によると、児童数の変遷は以下の通りである。
1947年(昭和22年)
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1,230人
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1957年(昭和32年)
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1,227人
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1967年(昭和42年)
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445人
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1977年(昭和52年)
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333人
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1987年(昭和62年)
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158人
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1997年(平成9年)
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95人
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2000年度には名古屋市内で最も少ない80人となった[7]。統合が決定した2006年度は87人[5]、廃校直前の2009年度は85人であった[4]。
人物
教職員
卒業生
跡地
2021年1月現在、跡地は笹島小学校・中学校の第2グラウンド、新明コミュニティセンター、コインパーキングとして利用されている[9]。
中央新幹線名古屋駅建設に関する用地交渉で名古屋市はJR東海に協力し、新明小学校跡地の西側半分を三菱倉庫、太陽生命保険、NNP興産の3社に代替地として売却した[10][11]。跡地の西側を取得した3社はその後、跡地全体にオフィスや図書館、屋上グラウンド、コミュニティセンターなどで構成する複合ビルを建設する計画を名古屋市に提案した[12]。
脚注
参考文献
- 名古屋市会事務局 編『名古屋市会史 別巻第2 総合名古屋市年表(大正編)』名古屋市会事務局、1963年3月10日。全国書誌番号:49011382。
- 中村区制施行50周年記念事業実行委員会記念誌編集委員会 編『中村区誌』中村区制施行50周年記念事業実行委員会、1987年10月。全国書誌番号:88015629。
- 六三制教育五十周年記念愛知県小中学校誌編集委員会 編『六三制教育五十周年記念愛知県小中学校誌』1998年3月1日。
関連項目