台湾総督府食糧局(たいわんそうとくふしょくりょうきょく)は、台湾総督府に置かれた内部部局。米穀移出管理の担当部門である。
概要
米穀移出管理を実施するため、殖産局から米穀担当部門を分離し、1939年(昭和14年)7月 、米穀局を設置した。1942年(昭和17年)11月、食糧局と改称。1943年(昭和18年)12月、食糧局は食糧部に改編され農商局の所掌となった。
沿革
- 1939年(昭和14年)7月 - 殖産局から米穀局を分離設置。米穀事務所を所掌。
- 1941年(昭和16年) - この年の設置課は、総務課、米政課、業務課の三課。
- 1942年(昭和17年)11月 – 米穀局を食糧局と改称。総務課、米穀課、食糧の三課を置く。
- 1943年(昭和18年)12月 - 殖産局などを改編し、農商局、鉱工局を設置。食糧局を食糧部(経理課、米穀課、食品課、食糧事務所)に改編し農商局の所掌とした。
機構
1945年現在[1]。
関連する総督府所属官署として、食糧事務所があった。
歴代局長
米穀局長
氏名
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在任期間
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備考
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台湾総督府米穀局長
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田端幸三郎
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1939年7月1日 - 1939年12月27日
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兼務
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山本真平
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1939年12月27日 - 1941年5月14日
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奥田達郎
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1941年5月14日 - 1942年11月1日
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食糧局長・部長
氏名
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在任期間
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備考
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台湾総督府食糧局長
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奥田達郎
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1942年11月1日 - 1943年3月29日
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中平昌
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1943年3月29日 - 1943年12月1日
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(台湾総督府農商局)食糧部長
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中平昌
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1943年12月1日 - 1944年12月16日
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松野孝一
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1944年12月16日 - 1945年8月8日
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須田一二三
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1945年8月8日 -
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兼務
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脚注
- ^ 参考文献『台湾統治概要』「台湾総督府行政機構一覧表」。
参考文献
- 台湾総督府編『台湾統治概要』明治百年史叢書、原書房、1973年(昭和20年刊の複製)。
- 岡本真希子『植民地官僚の政治史 - 朝鮮・台湾総督府と帝国日本』三元社、2008年。
- 秦郁彦編『日本官僚制総合事典:1868 - 2000』東京大学出版会、2001年。
- 内閣「台湾総督府官制中ヲ改正ス・(米穀移出管理実施ニ伴ヒ米穀局並米穀事務所及其ノ出張所設置等)」昭和14年6月~昭和14年7月。アジア歴史資料センター レファレンスコード:A02030110900