南西スオミ県の英語名、正統フィンランド県(英語: Finland Proper)は、その歴史的な機能に由来する。歴史的にフィンランド南部は、フィン人、タヴァスティア人(英語版)、カレリア人 (Karelians) の3つの民族が居住していた。そして、現在のフィンランド南西部はフィン人の居住する地域であり、単純にフィンランド(フィンランド語: Suomi)と呼ばれていた。17世紀になると、フィンランドは全土を参照する名前として使用されるようになった。そのため、この土地を指定する新たな名前が必要となった。そして、1650年にラテン語で、Fennigia specialiter dictaとFennigia presse dictaと記載されたのが初めてである。18世紀後半にはスウェーデン語でFinland för sig sieftとEgenteliga Finlandと書かれた。同世紀末には、Egentliga Finlandが公式に使用されるようになった。フィンランド語で、Varsinais-Suomiと書かれるようになったのは1850年代頃からである[1]。