務安駅(ムアンえき)は大韓民国全羅南道務安郡夢灘面にある、韓国鉄道公社の駅である。
利用可能な路線
ムグンファ号のみ停車。一部のムグンファ号は通過する。
2004年4月、韓国高速鉄道開業に伴う時刻改正により、セマウル号が一日一往復停車するようになった[1]。しかし利用が少なかったため、2004年7月にセマウル号の停車は取りやめられた[2]。
駅構造
のりば
駅周辺
旧駅名の由来となった社倉里の集落からは離れた場所にあり、周囲に人家は少ない。
- 昊潭航空宇宙展示場社倉里出身で元空軍参謀総長の玉滿鎬により開設。朝鮮戦争・ベトナム戦争当時の軍用機を展示する[3][4]。平日の駅利用者は、列車利用体験を兼ねてこの展示場を訪れる幼児の団体が多い[5]。
- 夢灘北初等学校児童数減少のため、2009年に夢灘初等学校に統合された。統合後も夢灘初等学校の校舎が改築のため、旧夢灘北初等学校の校舎が仮校舎として使用されていたが、2010年5月に改築工事が完了、その後は旧夢灘北初等学校の校舎は使用されていない。
歴史
1938年(昭和13年)5月1日、朝鮮総督府鉄道湖南線の鶴橋(後の咸平)-夢灘間に社倉(しゃそう、現地語読みではサチャン)駅として開業、当初は駅員無配置の簡易停車場であった。なお、1913年(大正2年)5月15日、湖南線の鶴橋-木浦間の開業と同時に当駅の営業が開始された[6]とする資料は多いが、同区間の開業時に出された朝鮮総督府の告示は、鶴橋-夢灘間に駅を示していない[7]。
1985年には、務安郡庁のある務安邑から最も近い駅であることから、「務安駅」に改称された。
- 1938年5月1日 - 社倉駅として開業[8][9][10]。
- 1944年6月15日 - 運輸営業廃止[11]。
- 1985年8月12日 - 務安駅に改称、普通駅に昇格[12]。
- 1994年4月1日 - 小荷物取り扱い中止[13]。
隣の駅
- 韓国鉄道公社
- 湖南線
- 咸平駅 - 務安駅 - 夢灘駅
関連項目
脚注
- ^ 철도여행문화사『관광교통 시각표』2004年2月号、14-17ページ。同2004年3.4月号、28-31ページ。
- ^ 철도여행문화사『관광교통 시각표』2004年6月号、28-31ページ。同2004年7月号、28-31ページ。
- ^ 大路聡「韓国の展示機ガイド第4回 務安昊潭航空宇宙展示場と韓国西部の展示機編」『航空ファン』2008年10月号(第57巻第10号・通巻670号)、文林堂、70-72ページ。
- ^ ようこそ務安 昊潭航空宇宙展示場
- ^ 김수란「호남선 간이역 관광명소 꿈꾼다 ③무안역――“머무는 공간으로 변신해야죠”――가을 호암우주박물관 북적…공원단지 등 움직임」『全南日報』第6832号、2011年10月14日、9面。
- ^ 務安郡史編纂委員會 編輯『務安郡史』1994年、692ページ。
- ^ 朝鮮總督府告示第百十四號「木浦鶴橋間鐵道運輸營業開始」『朝鮮總督府官報』第二百十三號、大正二年四月二十九日。
- ^ 朝鮮總督府告示第三百五十八號「朝鮮國有鐵道湖南本線中社倉簡易停車場新設」『朝鮮總督府官報』第三千三百七十八號、昭和十三年四月二十二日。
- ^ 朝鮮總督府鐵道局「昭和十三年十二月 朝鮮鐵道状況 第二十九囘」昭和十三年十二月二十日、9ページ
- ^ 「湖南線에 〝社倉〟簡易驛」『東亞日報』第五千九百八十一號、昭和十三年四月二十日朝刊、2面。第一版もしくは第二版であると思われるが、原文の状態が悪く判別できない。なお、同日付第三版には当該記事は掲載されていない。
- ^ 朝鮮總督府告示第八百八十五號「梅浦簡易驛等ノ運輸營業廢止」『朝鮮總督府官報』第五千二百三號、昭和十九年六月十日。
- ^ 철도청고시제63호「역명개정및승격」『관보』第10105号、1985年8月2日、4-5ページ。
- ^ 철도청고시제1993-63호「소화물취급중지」, 철도청고시제1993-64호「철도영업키로정표중개정」『관보』第12589号、1993年12月10日、61ページ。
外部リンク