前頭極(ぜんとうきょく、英:Frontal pole)は、大脳の一番前方の部分のことを指す言葉。前頭前皮質の一部で、前頭葉の一番前方の部分にあたる。細胞構築学的な分類ではブロードマン領野の10野におおよそあたる。
前頭極の機能的側面はまだ解明されていない部分が多いが、局所脳血流量(rCBF)の変化の測定から、将来の予測や来週の計画を立てることなど「未来について考えること」と関わるとする報告[1]、またサルを使った実験から、「過去に自分が行った決断(意思決定)を評価すること」と関わるとする報告[2]などがある。
画像
脚注
- ^ Jiro Okuda. et. al. "Thinking of the future and past: the roles of the frontal pole and the medial temporal lobes" NeuroImage
Volume 19, Issue 4, August 2003, Pages 1369-1380 PDF
- ^ Satoshi Tsujimoto. et. al. "Evaluating self-generated decisions in frontal pole cortex of monkeys" Nature Neuroscience 13, pp.120-126 (2009) PDF
関連項目
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