内山 美樹子(うちやま みきこ、1939年10月18日[1] - 2022年8月3日[2])は、日本の近世文学、特に18世紀浄瑠璃の研究者。文学博士(早稲田大学・論文博士・1989年)。早稲田大学名誉教授。2019年瑞宝中綬章受章。
人物
実業之日本社で『少女の友』主筆だった内山基(1903年 - 1982年)[3]と、内田百閒の娘で[4]同誌の編集者でもあった翻訳家の内山多美野(1913年 - 1988年)の長女として東京に生まれる。1962年、早稲田大学文学部演劇学卒業。1971年、同大学院博士課程単位取得満期退学。早稲田大学第一文学部教授、1989年、『浄瑠璃史の一八世紀』で文学博士(早稲田大学)の学位を取得。第22回河竹賞受賞。2010年、定年退任。
2019年春の叙勲で瑞宝中綬章を受章[5][6]。
近松門左衛門研究に偏りがちな浄瑠璃研究の世界で、近松以後の作家は近松よりも構成力に優れると評価し、近世浄瑠璃の全体像に迫ろうとしている。
2022年8月3日、心不全により死去[2]。
著書
共編著
- 『文楽・歌舞伎 日本古典芸能と現代』(志野葉太郎共著 岩波セミナーブックス、1996年4月)
- 『岩波講座歌舞伎・文楽』(全10巻 鳥越文蔵・渡辺保共編、1997年-1998年)
校訂
脚注
外部リンク