六郷村(ろくごうむら)は、かつて愛知県西春日井郡にあった村である。
現在の名古屋市北区南東部および東区北東部に該当する。村名の由来は、6つの村が合併して成立したことによる。
沿革
江戸時代末期、この地域は尾張国春日井郡であり、尾張藩領、犬山藩領であった。
- 1872年(明治5年)9月29日 - 愛知県区画章程により第三大区第二小区に所属。
- 1876年(明治9年)8月21日 - 愛知県第三区の所属となる。
- 1878年(明治11年)12月20日 - 郡区町村編制法の施行により、春日井郡に戻る。
- 1880年(明治13年)2月5日 - 春日井郡が分割され西春日井郡の所属となる。
- 1884年(明治17年)8月1日
- 南部の4村(下飯田村、大曾根村、矢田村、大幸村)は鍋屋上野村とともに西春日井郡第5組を構成し、大曾根村字神戸に連合戸長役場が置かれた。
- 北部の2村(山田村[注釈 1]、上飯田村)は田幡村、東志賀村、西志賀村とともに西春日井郡第3組を構成し、東志賀村に連合戸長役場が置かれた。
- 1889年(明治22年)10月1日 - 町村制施行。大曾根村、大幸村、矢田村、山田村、上飯田村、下飯田村が合併し、六郷村となる。
- 1912年(大正元年)11月 - 村内において株式会社農産銀行が設立される。農産銀行は1922年(大正11年)12月大垣共立銀行に吸収されたため、以降は同行の大曽根支店として存続した。
- 1921年(大正10年)8月22日 - 名古屋市に編入され、名古屋市東区の一部となる。
- 1944年(昭和19年)2月11日 - 北区新設にともない、旧・六郷村のうち概ね中央本線より西側が北区となる。
教育
- 村立六郷尋常高等小学校
- 1873年(明治6年)に大壮義校として創立され、大曽根学校と改称の後、六郷尋常小学校となる。現在の名古屋市立六郷小学校。
公共交通機関
鉄道[注釈 2]
神社・仏閣
名所
脚注
注釈
出典
参考文献
- 名古屋市会事務所 編『名古屋市会史 別巻第2 総合名古屋市年表(大正編)』名古屋市会事務所、1963年3月10日。全国書誌番号:49011382。
関連項目