元老院広場(げんろういんひろば、フィンランド語: Senaatintori, 英語: Senate Square)は、フィンランド・ヘルシンキの中心部にある広場である[1][2]。ヘルシンキ元老院広場とも表記される[3]。
概要
広場の中央部には、アレクサンドル2世の像が建てられている[4][2]。この像は、フィンランドの彫刻家、ウォルター・ルーネベリ (en:Walter Runeberg) によってデザインされたものであり、アレクサンドル2世がフィンランドの国会を再建したことを記念して建てられた[5]。広場の北西部には、ウルリカ・エレオノーラ教会 (fi:Ulrika Eleonoran kirkko (Helsinki)) の記念碑がある[6]。
広場の面積は、およそ 6,500 平方メートルであり、広場には御影石が敷き詰められている[7][8]。広場の北側には、ヘルシンキ大聖堂があり[9]、西側には、ヘルシンキ大学の本館がある[10]。広場の東側には、フィンランド政府宮殿 (fi:Valtioneuvoston linna) があり[11]、北西には、国立図書館 (en:National Library of Finland) がある[11]。
由来
この場所には、1640年代にはすでに、市庁舎の他に、墓地や教会などが存在しており[1]、墓地と教会については、1820年代末期まで存在していた[12]。1640年代に建てられた教会は、火災によって破壊されている[13]。
1727年には、木造の教会、ウルリカ・エレオノーラ教会が創設された[13][15][16]。この教会は1827年に取り壊され、やがて元老院広場が造られた[12]。広場は、カール・ルドヴィク・エンゲル (en:Carl Ludvig Engel) によって設計された[17][6]。
1894年、アレクサンドル2世の像が完成される[5]。1937年、ウルリカ・エレオノーラ教会の記念碑が設置される[6]。2013年から、研究者らによって、広場の地下にある墓地の発掘調査が行われている[1][12]。
脚注
外部リンク