保徳県(ほとく-けん)は中華人民共和国山西省忻州市に位置する県。
歴史
993年(淳化4年)、宋朝により設置された定羌軍を前身とする。1004年(景徳元年)に保徳軍と改称された。1171年(大定11年)、金朝により保徳県とされたが、1182年(大定22年)には保徳州に昇格した。1913年(民国2年)、州制廃止に伴い保徳県とされた。
1958年に廃止され、管轄区域は興県及び河曲県に編入されたが、1960年に再設置され現在に至る。
行政区画
- 鎮:東関鎮、義門鎮、橋頭鎮、楊家湾鎮、孫家溝鎮
- 郷:腰荘郷、韓家川郷、林遮峪郷、馮家川郷、土崖塔郷、南河溝郷
中国地名の変遷
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建置
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993年
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使用状況
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保徳県 |
北宋/遼 | 定羌軍 保徳軍 |
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南宋/金 | 保徳県 保徳州 |
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元 | 保徳州 |
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明 | 保徳州 |
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清 | 保徳州 |
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中華民国 | 保徳県 |
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現代 | 保徳県 |