伊藤 通明(いとう みちあき、1935年11月16日 - 2015年9月26日[1])は、福岡県出身の俳人。宗像郡福間町生まれ。西南学院大学文学部英文学科卒。大学時代、安住敦の句文に接したことから俳句をはじめる。1962年、同人誌「裸足」創刊編集。1967年、「春燈」入会、安住敦に師事。1986年、「裸足」を「白桃」に改称し主宰。代表句に「夕月や脈うつ桃をてのひらに」などがあり、みずみずしい叙情句が特色。句集に『白桃』『西国』『蓬莱』『荒神』、編著に『久保田万太郎』などがある。
受賞
著書
- 『伊藤通明集』俳人協会 自註現代俳句シリーズ 1983
- 『西国 句集』富士見書房 「俳句研究」句集シリーズ 1989
- 『蓬莱 伊藤通明句集』角川書店 今日の俳句叢書 1997
- 『荒神 句集』角川書店 2008
編著
- 『秀句三五〇選 2 鳥』編著 蝸牛社 1989
- 『秀句三五〇選 32 海』編著 蝸牛社 1992
- 『久保田万太郎』編著 蝸牛社 蝸牛俳句文庫 1997
参考文献
- 長谷川櫂編著『現代俳句の鑑賞101』新書館、2001年
- 『現代俳句大事典』 三省堂、2005年
外部リンク
脚注
2.生年月日は、句集『荒神』の略歴による。