中森 義宗(なかもり よしむね、1923年2月5日 - )は、日本の美術史家、翻訳家。
来歴
東京生まれ。1946年中央大学経済学部卒、1950年東京大学文学部美術史学科卒。1955年同大学院修了。1952年中央大学附属図書館司書、1965年武蔵野美術大学講師、1970年成城大学短期大学部助教授、1978年千葉大学教養部教授、1986年定年退官、多摩美術大学教授。
1976年、『ホーガス ヨーロッパ美術に占める位置』で日本翻訳出版文化賞受賞[1]。
著書
共編著
翻訳
- 『イタリアの美術』(A・ブラント、鹿島研究所出版会、SD選書) 1968
- 『フイレンツェ絵画とその社会的背景』(フレデリック・アンタル、岩崎美術社、美術名著選書) 1968
- 『数奇な芸術家たち 土星のもとに生まれて』(ルドルフ&マーゴット・ウィットコウアー、清水忠共訳、岩崎美術社) 1969
- 『キリスト教図像辞典』(訳編、近藤出版社) 1970
- 『視覚芸術の意味』(アーウィン・パノフスキー、内藤秀雄, 清水忠共訳、岩崎美術社、美術名著選書) 1971
- 『ヒューマニズム建築の源流』(ルドルフ・ウィットコウワー、彰国社) 1971
- 『ルネサンスの春』(パノフスキー、清水忠共訳、思索社) 1973
- 『美術アカデミーの歴史』(ニコラウス・ペヴスナー、内藤秀雄共訳、中央大学出版部) 1974
- 『ホーガス ヨーロッパ美術に占める位置』(フレデリック・アンタル、蛭川久康共訳、英潮社) 1975
- 『ミケランジェロの建築』(ジェームス・S・アッカーマン、彰国社) 1976
- 『中世の女たち』(アイリーン・パウア、M・M・ポスタン編、阿部素子共訳、思索社) 1977
- 『ペスト後のイタリア絵画 14世紀中頃のフィレンツェとシェナの芸術・宗教・社会』(ミラード・ミース、中央大学出版部) 1978
- 『中世の芸術家たち』(アンドリュー・マーティンデイル、安部素子共訳、思索社) 1979
- 『パッラーディオの建築』(ジェームズ・S・アッカーマン、彰国社) 1979
- 『ヴェロネーゼ』(エンツォ・オルランディ編、評論社、カラー版世界の巨匠) 1980
- 『イデア』(E・パノフスキー、野田保之, 佐藤三郎共訳、思索社) 1982
- 『アルブレヒト・デューラー 生涯と芸術』(アーウィン・パノフスキー、清水忠共訳、日貿出版社) 1984
- 『美術史とはなにか』(マーク・ロスキル、日貿出版社) 1987
- 『ランドゥッチの日記 ルネサンス一商人の覚え書』(安保大有共訳、近藤出版社) 1988
- 『美術史の辞典』(ポール・デューロ, マイケル・グリーンハルシュ、清水忠共訳、東信堂) 1998
- 『イタリア・ルネサンス事典』(J・R・ヘイル編、監訳、東信堂) 2003
- 『オックスフォードキリスト教美術・建築事典』(ピーター・マレイ, リンダ・マレイ、監訳、東信堂) 2013
論文
脚注