中村 又一(なかむら またいち、1890年(明治23年)10月1日[1] - 1971年(昭和46年)2月22日[2])は、日本の衆議院議員(立憲民政党→日本進歩党→民主党)、司法参与官。弁護士。
経歴
佐賀県藤津郡古枝村(現在の鹿島市)出身[3]。日本大学で学んだ後、1914年(大正3年)から翌年にかけて臨時陸軍輜重輸卒として日独戦争に従軍し、金鵄勲章を得た[4]。1916年(大正5年)、三菱鉱業唐津鉱業所に入り、やがて台湾製糖に移った[4]。そのかたわら1919年(大正8年)に明治大学法学部を卒業[1]。1923年(大正12年)に弁理士試験に合格し、さらに翌年には弁護士試験に合格して開業した[1]。その後、東京市会議員、同参事会員に選出された[3]。その他、日本弁護士協会理事、明治大学評議員、大日本殊勲軍人会会長[3]、麻布区教育会会長などを務めた[2]。
1936年(昭和11年)、第19回衆議院議員総選挙に出馬し当選を果たした。
戦後は第22回衆議院議員総選挙から3回連続当選を果たし、第1次吉田内閣で司法参与官を務めた[2]。
脚注
- ^ a b c 『大衆人事録』
- ^ a b c 『政治家人名事典』
- ^ a b c 『衆議院要覧』
- ^ a b 『最新業界人事盛衰録』
参考文献
- 通俗経済社編『最新業界人事盛衰録』通俗経済社、1931年。
- 『衆議院要覧(乙) 昭和十一年十二月』衆議院事務局、1936年。
- 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第12版』帝国秘密探偵社、1937年。
- 『新訂 政治家人名事典 明治~昭和』日外アソシエーツ、2003年。