中札内美術村(なかさつないびじゅつむら)は、北海道河西郡中札内村にある六花亭による施設。カシワの林に囲まれた敷地内には美術館やレストラン、庭園などが点在している。六花亭、中札内村、大林組は、六花の森とともに地域に根ざした施設づくりが評価され、「日本建築学会賞」学会賞(業績部門)を受賞している[1][2]。
施設
- 相原求一朗美術館
- 1996年(平成8年)開館[3]。建物は1927年(昭和2年)から1995年(平成7年)まで銭湯として使用していた「帯広湯」を移築復元したものに増築棟を併せて使用している[4]。洋画家・相原求一朗の「北の十名山」など作品、素描(デッサン)を展示している。
- 小泉淳作美術館
- 2002年(平成14年)開館[5]。日本画家・小泉淳作の代表作品、制作風景の写真、素描(デッサン)を展示している。
- 真野正美作品館
- 2017年(平成29年)開館。児童詩誌『サイロ』の表紙絵を手掛ける画家・真野正美の作品を展示している。
- 北の大地美術館
- 1992年(平成4年)開館。自画像公募展『二十歳の輪郭』『還暦の自画像』応募作品を展示している。
- ギャラリー柏林 —十勝百景—
- 画家・中谷有逸による作品があるギャラリー。
- 小川游作品館
- 2016年(平成28年)開館。「一水会」代表の洋画家・小川游の作品を展示している。
- ポロシリ
- 地元の農産物を使用した家庭料理を提供するレストラン。
- 花六花
- 菓子やオリジナル・グッズなどを販売する売店(ミュージアムショップ)。
- 美術村庭園
- 2017年(平成29年)オープン。ヤマモミジのトンネルを抜けた先に「真野正美作品館」がある。
アクセス・駐車場
帯広広尾自動車道中札内ICが最寄ICであり、国道236号沿いにある。六花の森まで車で約10分の距離に位置している。
脚注
参考文献
関連項目
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外部リンク