中央ムスリム宗務局(ロシア語:Центральное духовное управление мусульман России, ЦДУМ)
は、ロシアのイスラーム組織の統括機構。
1944年に設立された、ソ連邦ヨーロッパ部およびシベリア・ムスリム宗務局(ロシア語:Духовное управление мусульман Европейской части СССР и Сибири, ДУМЕС)の後継組織である。
1992年11月に、「中央ムスリム宗務局(ЦДУМ)」に名称が変更された。
26の宗務局を傘下に収め、統括機関として中央ムスリム宗務局幹部会(ロシア語:Президиум ЦДУМ)を置いている。
2007年現在の幹部会議長(最高ムフティー)は、タルガト・タジュッディン。
また、地方組織としてムフタスィブ局(мухтасибат)を置いている。
1992年8月に、タタールスタン共和国ムスリム宗務局(代表:ガブドゥッラー・ガリウッリン)、バシコルトスタン共和国ムスリム宗務局(代表:ヌルムハンメド・ニグマトゥッリン)が、1994年9月にヨーロッパ・ロシア・ムスリム宗務局(代表:シェイフ・ラヴィル・ガイヌッティン)が中央ムスリム宗務局から分離し、独立組織となった。
傘下の宗務局
- ニジェゴロド州ムスリム宗務局
- サマラ州ムスリム宗務局
- タタールスタン共和国ムスリム宗務局
- ヨーロッパ・ロシア・ムスリム宗務局
- カレリア・ムスリム宗務局
- ペルム地方ムスリム宗務局
- カラチャイ・チェルケス共和国およびスタヴロポリ・ムスリム宗務局
- カバルダ・バルカル・ムスリム宗務局
- ダゲスタン共和国ムスリム宗務局
- モルドヴィア共和国ムスリム宗務局
- シベリアおよび極東ムスリム宗務局
- ハンティ・マンシ自治管区ムスリム宗務局
- ウクライナ・ムスリム宗務局
- カザフスタン・ムスリム宗務局
- クルグズスタン・ムスリム宗務局
- タジキスタン共和国ムスリム宗務局
- ウズベキスタン共和国ムスリム宗務局