中国酒(ちゅうごくしゅ)とは、中国大陸で製造されるアルコール飲料、又は中国に由来する製法により製造されるアルコール飲料。おおまかに言って、中国の北部と西部では「白酒」(蒸留酒)が、東部と南部では「黄酒」(醸造酒)がおもに製造・飲用されている。[1]
言葉
中国では酒の種類がとても多く、「酒」という言葉は中国酒全般のことを指す。
台湾では、日本酒と中国酒両方とも庶民の生活に並存しており、日中の酒はお互いに融合していることが多い。両者を区別をしやすくするために、中国酒と日本酒に似ている種類がある場合は、必ず「中国の○○酒」「日本の○○酒」という呼び分ける。
日本では、商標法施行規則第6条別表に定めるところでは、商品類として「中国酒」があり、具体例としては「ウチャピーチュー(五加皮酒)、カオリャンチュー(高粱酒)、パイカル(白酒 (中国酒))、ラオチュー(老酒)」の4種類の中国酒を定められている。また、江戸時代に尾張国、三河国で造られた日本酒を、京・大阪と江戸の中間地の酒の意で中国酒と呼んだ。
種類
中国酒の種類は以下の例で挙げられる:
- 醸造酒の分野
- 蒸留酒の分野
- 水と塩を加えて作った料理専用の料酒(代表は花彫酒。一般的なスーパー・家庭でも見られるお酒。日本の料理酒や味醂に当たる)
- 中国産のトウモロコシ・ジャガイモ・薩摩芋から作った白酒(代表は茅台酒と二鍋頭、茅台酒はお金持ち向けのお酒、それに対して二鍋頭は庶民のお酒)
- 高粱から作った高粱酒[8](代表は中華民国の金門高粱酒)
- 醤油から作った醤油酒[9](代表は燕麥燒酒)
- お酢から作った醋酒
脚注
関連項目