ロイヤル・ハント(Royal Hunt)は、デンマーク出身のハードロック・バンド。
主に「ネオクラシカルメタル」「プログレッシブ・メタル」といった分野を開拓し、活動初期から日本でも人気を博した。
概要
1988年、首都コペンハーゲンにて、アンドレ・アンダーセンを中心に前身バンドとなる「APART」を結成。1989年、ヘンリック・ブロックマン(Vo)加入を機に現行名に改名[1]。
デビューアルバム『ランド・オブ・ブロークン・ハーツ』を代表とするメロディアスなサウンドで人気を得る。近年もヨーロッパでは安定した支持があるバンドである。
日本では1994年からプロレスラーの蝶野正洋が入場テーマとして、ロイヤル・ハントの楽曲『マーシャルアーツ』が『CRUSH】の名称で使用され、プロレスファンを取り込んだ形で人気を博した(後述)。
1994年に初来日。以来たびたび来日し、2009年と2015年の「LOUD PARK」にも出演している。近年では2018年の14thアルバム『キャスト・イン・ストーン』を伴うツアーで、結成25周年も記念した来日公演を開催している[2]。
メンバー
※2019年4月時点
現ラインナップ
- アンドレ・アンダーセン (André Andersen) - キーボード(1989年- )
- D. C. クーパー (D. C. Cooper) - ボーカル(1994年-1999年、2011年- )
- ヨナス・ラーセン (Jonas Larsen) - ギター(2011年- )
- アンドレアス・パスマーク (Andreas Passmark) - ベース(2009年- )
- アンドレアス・ヨハンソン (Anders Johansson) - ドラムス(2015年- )[3]
旧メンバー
- ヘンリック・ブロックマン (Henrik Brockmann) - ボーカル(1989年-1994年)
- スティーン・モーゲンセン (Steen Mogensen) - ベース(1989年-2004年)
- ケネス・オールセン (Kenneth Olsen) - ドラムス(1989年-1996年、2005年-2007年)
- ヘンリック・ヨハンセン (Henrik Johannessen) - ギター(1992年)
- ヤコブ・キエール (Jacob Kjaer) - ギター(1992年-2004年)
- アラン・ソーレンセン (Allan Sorensen) - ドラムス(1996年-2000年、2007年-2014年)
- ジョン・ウェスト (John West) - ボーカル(1999年-2007年)
- アラン・チカヤ (Allan Tschicaja) - ドラムス(2000年-2005年)
- マーカス・イデル (Marcus Jidell) - ギター(2005年-2010年)
- ペア・シェランダー (Per Schelander) - ベース(2005年-2009年)
- マーク・ボールズ (Mark Boals) - ボーカル(2007年-2011年)
ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム
ライブ・アルバム
EP / ミニ・アルバム
コンピレーション・アルバム
- 『ザ・ベスト』 - The Best (1998年)
- 『ザ・ベスト・ライヴ』 - The Best Live (1998年)
- 『オン・ザ・ミッション・2002~ザ・ベリー・ベスト・オブ・ザ・ロイヤル・ハント』 - On The Mission (2002年)
- Heart of the City : Best of 1992-1999 (2012年)
- 『ザ・ベスト・オヴ・ロイヤル・ワークス1992-2012~20thアニヴァーサリー』 - 20th Anniversary (2012年)
プロレスのテーマ曲
- 蝶野正洋 - 「蝶野が武闘派転向を模索中ヨーロッパへ旅立ち、コペンハーゲンのライヴハウスでアンドレを紹介してもらい、その際に楽曲依頼をした。アンドレは1st収録の『MARTIAL ARTS』を提供した」とされる[4]。後にロング・ヴァージョン化した「CRASH~戦慄~」として発売された。
- 武藤敬司 - 武藤の旧入場テーマ「TRIUMPH~伝説~」(EDIT Ver.・FULL Ver.の2種類)もアンドレが提供。クレジットはAndré Andersen SOLO PROJECT。
脚注
外部リンク