広場に置かれているマリアンヌ 像
レピュブリック広場 (仏 : Place de la République 、別名シャトー・ド広場:仏 : Place du Château-d'Eau )は、フランス のパリ 市内3区 北東端・10区 南東端・11区 北西端にまたがる広場 。面積は3.4ヘクタール。地下鉄のレピュブリック駅 が最寄り駅である。日本語 では「共和国広場 」とも訳される。
概要
シャトー・ドー広場(水の城広場)と呼ばれてきたが、パリ改造 の期間、10区 内を左斜め上に走るマジャンタ大通り、バスティーユ広場 まで南北に走るタンプル大通りや、3区 - 10区との境界線上を東西に走り、2区 - 9区 との境界線上ガルニエ宮 (オペラ座 )界隈へ伸びる"レ・グラン・ブールヴァール (Les Grands Boulevards )" と括られるサン=マルタン大通り等のブールヴァール 開通のパリ東部における基点の一つとなった。
第三共和政 期の1883年、同広場にフランス共和国 の擬人化 した象徴 であるマリアンヌ 像(自由の女神像 )が置かれた。
広場基点の通り
チュルビゴ通り (Rue de Turbigo )・タンプル通り (Rue du Temple ) - フォーブール・デュ・タンプル通り (Rue du Faubourg du Temple )
チュルビゴ通りは3区内を右斜め上に走り、レピュブリック広場に接続する。
同様にタンプル通りは南側4区 から3区に入ると、右斜め上にレピュブリック広場まで走る。引き続いてレピュブリック広場から東側先を、10区・11区区界を走るフォーブール=デュ=タンプル通り、さらに19区 ・20区 区界を中世以来のベルヴィル 中心部を走るベルヴィル通りへと続いていく。
また、チュルビゴ通りには、5区 サン=ジャック通りからセーヌ川 を跨いで4区・3区内を南北に伸びるサン=マルタン通りが途中で交差するが、この通りはサン=マルタン凱旋門を抜けると10区内からはフォーブール=サン=マルタン通りと名を変える。パリ東駅 東側を抜けて19区では中世以来のラ・ヴィレット中心部を走るフランドル大通りと名を変え続き、パリ郊外では途中パリ=シャルル・ド・ゴール空港 を経由してフランドル 方面に向かう古代ローマ街道 以来の道。
サン=マルタン大通り (Bvd St Martin )
同広場から西へ、3区と10区との境界線上を東西に走る。サン=マルタン凱旋門を過ぎた辺りからサン=ドニ大通りと名を変え、同様にサン=ドニ凱旋門を過ぎた辺りからボンヌ・ヌーヴェル大通りと名を変える。さらにポワソニエール、モンマルトル、イタリアン、カピュシーヌ、マドレーヌ大通りと名を変え、主に2区 と9区 との境界線上を走る"レ・グラン・ブールヴァール "と括られ、ガルニエ宮 (オペラ座 )オペラ広場周辺界隈まで伸びてゆく。
マジャンタ大通り (Bvd de Magenta ) - タンプル大通り (Bvd du Temple )
マジャンタ大通りは同広場から北西側、10区内を左斜め上に、パリ東駅 及びパリ北駅 のそれぞれ南側を横切り、9区北東端まで走る通り。
反対にタンプル大通りは、同広場から3区と11区との境界線上を南へ走り、フィーユ=デュ=カルヴェール大通り・ボーマルシェ大通り と名を変え4区 と11区との境界線上へ続き、バスティーユ広場 まで走る。3区・4区マレ地区 から見て東側を南北に走る通り。また、3通りとも、上記"レ・グラン・ブールヴァール"に括られる。同広場前のタンプル大通り41番地には、1770年に開館した現在までパリ最古の劇場とされるデジャゼ劇場 (Théâtre Déjazet ) がある。
ギャラリー
2004年8月。2013年改修前のマリアンヌ像
広場内の眺め
外部リンク
座標 : 北緯48度52分03秒 東経2度21分50秒 / 北緯48.86754度 東経2.36385度 / 48.86754; 2.36385