レオニド・カデニューク(Leonid Kostyantynovych Kadenyuk、1951年1月28日 - 2018年1月31日)は、チェルニウツィー州Klishkivtsi出身のウクライナ人宇宙飛行士である。独立後のウクライナでは唯一の宇宙飛行士である。1977年にスペースシャトル・コロンビアに搭乗し、STS-87で宇宙飛行した。カデニュークはウクライナ空軍の少将の地位にある。
カデニュークはパイロットとしてソ連空軍に入隊し、1976年に宇宙飛行士に選ばれた。彼はソビエト連邦の崩壊後も軍に留まり、ロシア空軍に入隊して後に国籍を取得した。1995年にウクライナ初の宇宙計画が進められた際には、故国に戻って無償で協力した。
ミッションには、カデニュークの他にウクライナ人の民間宇宙科学者ヤロスラフ・プストヴィ(英語版)も候補となっていたが、より質の高い訓練を受けていて、また組織にも慣れているということでカデニュークが選ばれた。
初めての飛行後も、カデニュークはウクライナ国立宇宙機関での宇宙開発関係の仕事に携わり続けた。
カデニュークは2002年のヴェルホーヴナ・ラーダの選挙に立候補し、後にウクライナ労働党に入った。国会では国防委員会に所属していたが、政治活動は活発ではなかった。
2018年1月31日にキエフにて死去[1]。
脚注
出典