ルドルフ・スカーツェル(Rudolf Skácel, 1979年7月17日 - )は、チェコ・トルトノフ出身の元同国代表サッカー選手。現役時代のポジションはミッドフィールダーで、主に左サイドハーフ。姓はスカチェルとも表記される。
顔がヤン・コレルに似ていることから、コレルの愛称にちなんで「小さな恐竜」という愛称を持つ。
経歴
チェコ(当時チェコスロバキア)のフラデツ・クラーロヴェー州トルトノフに生まれる。地元のクラブFCフラデツ・クラーロヴェーのユースに所属し、1999年に同チームからプロデビューを果たす。2000-2001シーズンにはチームの1年でのガンブリヌス・リーガ復帰に貢献した。2002年2月、国内の強豪クラブであるSKスラヴィア・プラハに移籍。同年5月にはACスパルタ・プラハを破りチェコカップで優勝した。また、同年開催されたUEFA U-21欧州選手権にチェコ代表として出場し決勝戦に進出、フランスとのPK戦に勝利し同大会初優勝を飾った。
2003年8月、リーグ・アンのオリンピック・マルセイユに移籍した。9月13日、スタッド・ヴェロドロームでのル・マンUC戦でリーグ戦デビューし、5-0で大勝した[1]。10月5日のSCバスティア戦でリーグ初得点かつ同チーム在籍時としては唯一となるゴールを決めた[2]。スカーツェルの獲得を推し進めたアラン・ペラン監督が解任されると、2004年7月23日にギリシャ・スーパーリーグのパナシナイコスFCへの期限付き移籍が決定した[3]。同チームではUEFAチャンピオンズリーグ 2004-05に出場した。
翌シーズンはスコティッシュ・プレミアリーグのハート・オブ・ミドロシアンFCに期限付き移籍[4]。スカーツェルは開幕7試合連続ゴールを決めリーグ記録を更新し、チームも1914年のクラブ記録に並ぶ開幕8連勝を達成した。翌シーズンもクラブに残ると発表されていたが[5]、本人が退団の意志を表明[6]、アンディ・ウェブスターやスティーヴン・プレスリーら他の主力選手と共にクラブに別れを告げた。
2007年7月29日、フットボールリーグ・チャンピオンシップのサウサンプトンFCに移籍した[7]。トッテナム・ホットスパーFCに移籍したガレス・ベイルの穴を埋める形で左サイドバックにコンバートされた。2008年冬の移籍市場でブンデスリーガのヘルタ・ベルリンに期限付き移籍した[8]。
2009年10月、スラヴィア・プラハに復帰した。
2010年1月、AEL 1964に加入し再びギリシャの地を踏んだ。
2010年9月16日、ハーツへの復帰が発表された[9]。2012年10月26日には同じリーグに所属するダンディー・ユナイテッドFCに加入[10]。2013年3月6日、スラヴィア・プラハへ再び復帰することが発表された[11]。
所属クラブ
- → パナシナイコスFC 2004-2005(レンタル)
- → ハート・オブ・ミドロシアンFC 2005-2006(レンタル)
- → ヘルタ・ベルリン 2008(レンタル)
タイトル
クラブ
- フラデツ・クラーロヴェー
- スラヴィア・プラハ
- ハーツ
代表
- チェコU-21
脚注
外部リンク