ルイス・オリヴェイラ(Luis Oliveira, 1969年3月24日 - )は、ブラジル・サン・ルイス出身の元サッカー選手。現サッカー指導者。ポジションはフォワード。驚異的なまでのスピードを持ち[2]、テクニックとフィジカルに優れた選手であった[1]。
経歴
ブラジル・マラニョン州サン・ルイスのスラム街の貧しい家庭で生まれ育つ[1]。たまたま出場した試合で2得点を挙げたことがスカウトの目に留まり、1985年、ベルギーの強豪RSCアンデルレヒトで練習生となったが、寒さやホームシックから、環境への適応に苦しんだ[1]。ユースのトーナメントで活躍し、ユースチームに背式に登録された[1]。1987年にトップチームに合流、1988年にトップデビューを果たし、セカンドストライカーとしてプレーした[1]。1989-90シーズンにはカップウィナーズカップ決勝に進出した[1]。1990-91シーズンにリーグ優勝を果たした[1]。1991-92シーズンには完全にレギュラーとなっていた[1]。
1992-93シーズンにイタリアへ渡りカリアリ・カルチョ加入、そのシーズンは29試合で7得点を挙げた[1]。1993-94シーズンから加入したフリオ・デリー・バルデスとのコンビが冴え[1]、このシーズンはリーグ戦で12得点を挙げた。またUEFAカップでは準決勝まで進出した[1]。カリアリでの最後のシーズンとなった、1995-96シーズンは15得点を挙げるなどの活躍を見せた[1]。
1996-97シーズンからACフィオレンティーナに移籍し、ガブリエル・バティストゥータ、マヌエル・ルイ・コスタとコンビを組んだ[1]。バティストゥータとのコンビネーションの良さはセリエAの中でも際立つものであった[2]。 初年度のリーグ戦では9得点、1997-98シーズンには15得点を挙げた。1998-99シーズンに監督がジョヴァンニ・トラパットーニに代わると、エジムンドが前年の終盤に加入したこともあって、ウイングや中盤でのプレーを求められた[1]。この年チームは3位に入ったが、翌1999-00シーズン開幕後にカリアリと複帰した[1]。その後はイタリア国内の様々なチームを渡り歩いた。
2009年からセリエDのムラヴェーラでプレーし、2011年に現役を退いた。
代表歴
1992年2月26日、ベルギー代表としてのデビュー戦となったチュニジア戦で代表初ゴールを挙げた[1]。その後も定期的に代表てプレーし、ワールドカップ・アメリカ大会に向けたメンバー決定前最後の代表戦でも先発出場していたが[3]、監督との諍いから大会登録メンバーに選ばれなかった[1]。
ワールドカップ・フランス大会予選では5得点を挙げて本大会出場に貢献[2]。本大会ではグループリーグの3試合に出場、メキシコ戦ではコーナーキックからアシストを決めた[3]。代表チームでは31試合で7得点[1][3]。
タイトル
- RSCアンデルレヒト
脚注
外部リンク