リヨン美術館(Musée des Beaux Arts de Lyon)は、フランスのリヨンにある美術館である。フランス国内でも規模の大きな美術館のひとつである。
沿革
リヨン美術館の建物は、かつてダム・ド・サン・ピエール王立大修道院として使われていた。フランス革命後に国内15の都市に絵画コレクションを設けるというジャン=アントワーヌ・シャプタルの政令を受け、この建物のなかに美術館が設けられる。1803年より絵画コレクションが一般に公開されるようになる。1914年には自然史博物館が、1935年には併設されていた美術学校(リヨン国立高等美術学校)が分離され、1921年にリヨンの歴史に関する作品はガダーニュ博物館へと移された。
コレクション
70の展示室には古代エジプトや古代ギリシアの美術品、新古典主義やロマン主義の作家たちの彫刻、ゴシック様式の絵画から19世紀までのイタリア、フランス、オランダ、フランドルの作品、またリヨン派の作品等を所蔵している。大階段を囲む壁には、ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌの手による壁画『芸術とミューズにとって愛しい聖なる森』が描かれている。庭園も整備されており、ロダンの彫刻等が配置されている。
ギャラリー
古代美術
西洋絵画
参照
- ^ {{{1}}} (PDF) "Muséostat 2009" (PDF). Développement culturel, Ministère de la Culture et de la Communication. 2011年7月5日閲覧。
外部リンク
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