ラリー・チリ(Rally Chile)は、チリのビオビオ州で開催される世界ラリー選手権 (WRC) のイベント。2019年にWRCの年間カレンダーへ加入した。
概要
2000年にスタートしたチリの国内選手権「ラリー・モービル (RallyMobil)」を母体として、2016年よりWRC招致活動を行い、2018年にキャンディデートイベントを成功させ、32か国目のWRCホスト国に選ばれた[1][2][3]。
WRCのスケジュールでは、ラリー・アルゼンチンの2週間後に南米2連戦として開催される。アルゼンチンのホストタウンからは1,400km程しか離れておらず[4]、直接チリへ移動することでチームの遠征費用を軽減している。競技車両も、基本的にアルゼンチンと同じクルマを使用する[5]。
ホストタウンとなるのは、チリ中南部ビオビオ州の大都市コンセプシオン。タルカワノにサービスパークが設置され、コンセプシオンの南側から東側にかけて、太平洋とビオビオ川に挟まれた一帯の林道で競技が行われる[3]。
路面は比較的平坦なグラベルだが、バンクの付いたコーナーも多い[4]。森林地帯の中速ステージがメインになるが、太平洋のオーシャンビューが開ける絶景ステージもある[5]。
2年目の2020年も開催が予定されていたが、国内情勢不安により、2020年4月に憲法一部改正を問う国民投票が行われるため、地元オーガナイザーが開催中止を決定した[6]。
歴代勝者
脚注
外部リンク
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