ラク州(ラクしゅう、Lac Region)は、チャドの州。チャドに22ある州のうちのひとつである。州都はボル。人口248,226人(1993年)、面積22,320km²。西をニジェールに接し、チャド湖の北岸及び東岸に広がる県である。
ラク州の住民は、カネム人(人口の66%を占める)とブドゥマ人(人口の18%を占める)の2民族が多い。
経済
ラク州の耕地面積は48132ha、農業生産量は68192t[1]である。ラク州の降水量は300mmと少ないが、チャド湖岸の湿地を利用した農業が行われ、トウモロコシとトウジンビエが主に生産されている[2]。
設立まで
2000年まではラク県(Lac Prefecture)と呼ばれていた。
下位行政区画
ラク州はマムディ県とワイ県の二つの県に分かれている。
脚注
- ^ 「チャド盆地の地域史と農牧業」p244 石山俊(「朝倉世界地理講座 アフリカⅠ」初版所収)、2007年4月10日 朝倉書店
- ^ 「チャド盆地の地域史と農牧業」p246 石山俊(「朝倉世界地理講座 アフリカⅠ」初版所収)、2007年4月10日 朝倉書店
関連項目