ライネ川(ライネがわ、ドイツ語: Leine)は、ドイツのテューリンゲン州とニーダーザクセン州などを流れる長さ281kmの河川で、アラー川の支流である。
地理
川の源流はテューリンゲン州のライネフェルデという町に位置し、40kmほど流れてニーダーザクセン州に入る。ハノーファーの約40km北でアラー川に合流する。流路は南から北にほぼまっすぐ流れる。上・中流では東にハルツ山地、西に丘陵地帯が広がり、南北に細長い平地の谷を作る。この谷を「ライネタル (Leinetal)」という。流域の都市には、ゲッティンゲン、アルフェルド、グローナウ、ハノーファーがある。
1994年、中流部にザルツダーヘルデン洪水調整池が作られた[1]。自然保護区としての機能も兼ねている[2].。
歴史
ドイツの中央を南北に通るライネタウは、中世前期には交通上重要であった。特に10世紀のザクセン朝時代には、王家の根拠地ザクセン地方と中・南部ドイツを結ぶ要路となり、いくつかの王宮も置かれた。流量が多くないので水運は発達しなかったが、かつては材木を筏に組んで下流に流した[2]。
脚注
参考文献
- Landschaftsverband Südniedersachsen e.V., Arbeitsgemeinschaft für Südniedersächsische Heimatforschung e.V. Kleine Landeskunde Südniedersachsen, Holzminden, 2017.
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