ドイツにおける音楽チャートの発表は1959年まで遡り、それはドイツの音楽産業で重要な役割を果たしていた雑誌 Der Musikmarkt(『音楽市場』)で行われた[6]。1959年以降、良質な音楽番組を求める声に押される形で、音楽産業連邦協会はチャート集計業者と共に、より良いチャート集計を模索してきた。
そしてそれを実現するため、複数の調査会社が試された上で、バーデン=バーデンに本拠を置くメディア・コントロールが選ばれた。それゆえ、最初の公式チャートが Der Musikmarkt 誌で公開されたのは1977年9月だった[6]。
当初は上位50位までの発表だったが、1980年1月に75位まで拡大された[6]。1989年以降は、国際標準に従ってさらに100位まで拡大し、"Media Control Top 100" と称した[6]。2001年以降は、トップ100シングル・チャートはシングルの売上を反映するよう変更された[6]。
メディア・コントロールは2001年にミュージック・ビデオ・チャートを開始し、これは2004年に DVD チャートとなった[6]。2001年の時点でミュージック・ビデオ・チャートという独立チャートがあったが、ミュージック・ビデオのシングルは、トップ100シングル・チャートにもエントリーされた。同様に2002年の時点でミュージック・ビデオのアルバムも、全編の50%以上が楽曲で占められていれば、トップ100アルバム・チャートにエントリーされた。50%を切る場合は、DVDチャートのみのエントリーとなった[6]。このルール上、音楽CDのうち全編の50%以上がビデオからの使い回しである場合は、DVDチャートにエントリーされることもあった[6]。