ムチゴケ(Bazzania pompeana)は、ウロコゴケ目ムチゴケ科の苔類。
分布
日本の本州から九州に分布[1]。低山地の道端などに生育する[1]。
特徴
茎は緑色で、2叉状に分枝する[1]。全長は最大で12cmほどになり、群落はふかふかのマット状になる[1]。葉は舌形で、先端に3本の歯牙がある[1]。葉の細胞膜はやや厚く、トリゴン(細胞の角の肥大した部分)は小さい。腹葉は丸みがかった四角形で4裂、腹葉同士は接在し、基部以外は透明になる[1]。
類似種
同属のコムチゴケやマエバラムチゴケなどと類似する。コムチゴケは、腹葉が全縁であることや植物体がやや小さいことで、マエバラムチゴケは葉の歯牙が1-2本である点などで異なる[2]。
脚注
外部リンク
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