ムクムクゴケ科
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分類
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属
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4属。本文参照。
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ムクムクゴケ科(Trichocoleaceae)は、ゼニゴケ植物門ウロコゴケ綱に所属するコケ植物の一分類群。
概要
茎は2-5回羽状分枝する[2]。葉は深く3-4裂し、各裂片はさらに細裂して長毛状になる[2]。雌雄異株で、雌花は茎に頂生する。日陰地の腐植土上や岩上、樹幹、倒木の上などで生育する。
下位分類
4属約35種が確認されている[3]。日本には3属3種があるとされていた[2]が、本科に所属していたサワラゴケ(サワラゴケ属)とイヌムクムクゴケ(イヌムクムクゴケ属)がサワラゴケ科に分類を改められたため、日本に分布するムクムクゴケ科の種はムクムクゴケ1種のみとなっている[4]。
- Castanoclobus - 1種
- Eotrichocolea - 1種
- Leiomitra - 約12種
- Trichocolea (ムクムクゴケ属) - 約20種
脚注
- ^ Nakai, T. (1943). “Ord. Fam. Trib. Nov.”. A List of Prof. Nakai's Papers with Indices to Names of Plants and Plant-Groups Published as New to Science by Him. Tokyo. p. 201 Posthumously published
- ^ a b c 岩月善之助、水谷正美『原色日本蘚苔類図鑑』(1972年、保育社)p.272
- ^ Wolfgang Frey, Eberhard Fischer, Michael Stech: Bryophytes and seedless Vascular Plants. In: Wolfgang Frey (Hrsg.): Syllabus of Plant Families - A. Engler's Syllabus der Pflanzenfamilien. 13. Auflage. Bd. 3, Borntraeger, Berlin/Stuttgart 2009, ISBN 978-3-443-01063-8, S. 68.
- ^ 古木達郎・水谷正美編(1994)「日本産苔類のチェックリスト」服部植物研究所 [1](2011年8月13日閲覧)
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