ミラグロス・マルティネス・ドミンゲス(スペイン語: Milagros Martínez Domínguez, 1985年4月23日[1] - )は、スペインのカスティーリャ=ラ・マンチャ州クエンカ県フエンテレスピノ・デ・アロ(スペイン語版)出身[2] の元女子サッカー選手、サッカー指導者。現役時代のポジションはディフェンダー。UEFAプロライセンス(英語版)保有[1]。
来歴
スペイン時代
選手時代は、スペイン大学リーグと2部リーグのセグンダ・ディビシオン・フェメニーナで7年、ディフェンダーとしてプレーした[3]。
2007年に指導者の道に進み[3]、アルバセテ・バロンピエ、同女子部門のフンダシオン・アルバセテの下部組織(カンテラ)で指導者を務めた後、2013-14シーズンにセグンダ・ディビシオンのフンダシオン・アルバセテの監督に就任した[1]。2013-14シーズンはレギュラーシーズンにグループVIIで優勝すると、昇格プレーオフでオイアルツンKE(スペイン語版)、UDグラナディージャ・テネリフェ・スール(スペイン語版)に勝利し、プリメーラ・ディビシオン・フェメニーナ昇格を果たす歴史的快挙を達成した[4]。プリメーラ・ディビシオンのデビュー戦となったセビージャFC(スペイン語版)戦で初勝利を挙げた[5]。プリメーラ・ディビシオンでは3シーズン指揮を執った[6]。
2017年夏、フンダシオン・アルバセテのカンテラのコーディネーターとスカウト担当に就任した[7]。2017-18シーズンは目的の1つであったBチームのセグンダ・ディビシオン昇格を達成した[6]。
2018年6月14日、選手、指導者、カンテラのコーディネーターとして12年間を過ごしたフンダシオン・アルバセテを離れることが発表された[6]。選手として4年、指導者としてはBチームで3年、ファーストチームで4年を過ごした[6]。
2018年8月18日、アトレティコ・トメロッソの女子チーム監督に就任した[8]。2019年1月3日、国外からオファーがあり、アトレティコ・トメロッソとの契約を解除したことが発表された[9]。
鈴鹿アンリミテッドFC/鈴鹿ポイントゲッターズ 監督
2019年1月9日、日本フットボールリーグ (JFL) の鈴鹿アンリミテッドの監督に就任した[1][10]。ミラグロス・マルティネスが男子トップチームの監督を務めるのは初であり[11]、JFLによると、J1からJ3及びJFLで初の女性監督となった[12]。同年3月24日にテゲバジャーロ宮崎に4-1で勝利してJFL初勝利を挙げた[13]。女性監督がJ1からJ3及びJFLで記録した初勝利となった[13]。11月22日に2020年シーズンの契約更新が発表された[14]。1年目の2019年シーズンは16チーム中12位の成績を残してJFL残留を果たした[15]。
コロナウイルス感染症の影響で半分の15試合で実施された2020年シーズンは16チーム中5位の成績を残した[16]。2020年12月31日に鈴鹿ポイントゲッターズと2021年シーズンの契約で合意したことが発表された[17]。
2021年5月23日に行われた天皇杯1回戦FC刈谷戦を2-1で勝利し、天皇杯における女性監督の初勝利を挙げた[18]。2回戦は、同郷(カスティーリャ=ラ・マンチャ州出身)のアンドレス・イニエスタの所属するヴィッセル神戸[19] と対戦したが、敗戦となった[20]。
2021年7月5日、鈴鹿ポイントゲッターズの監督を退任すると発表された[21]。
FCフアレス 監督
2022年6月、メキシコ女子1部リーグのFCフアレス (女子)(スペイン語版)の監督に就任した[22]。
指導歴
脚注
外部リンク