ミスターバイタリティ

ミスターバイタリティ
欧字表記 Mr. Vitality[1]
原語表記 活力先生[2]
品種 サラブレッド[1]
性別 せん[1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 1991年[1]
Snippets[1]
Savana City[1]
母の父 New Regent[1]
生国 オーストラリアの旗 オーストラリア[1]
馬主 榮智健 (Larry C. K. Yung)[1][2]
調教師 愛倫(Ivan W. Allan、香港[1]
競走成績
生涯成績 25戦10勝[1]
獲得賞金 13,328,970香港ドル[1]
勝ち鞍 HKG-G1:チェアマンズプライズ(1995、1996年)
HKG-G1:香港スチュワーズカップ(1995年)
HKG-G2:沙田ヴァーズ(1995年)
HKG-G2:センテナリーカップ(1996年)
HKG-G3:ハッピーバレートロフィー(1995年)
HKG-G3:香港クラシックトライアル(1996年)
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ミスターバイタリティ活力先生Mr. Vitality[1][2])は香港競走馬1996年香港短距離三冠馬で、1995/1996年シーズンの香港年度代表馬

経歴

アイヴァン・アラン調教師のもとで競走馬となり、3歳になった1995年1月21日の沙田競馬場でデビュー、初戦で初勝利を挙げた。初戦の鞍上はバジル・マーカスで、以後もほとんどの競走でバジルが騎乗した。その後連戦連勝し、3戦目に出走した香港G1のチェアマンズプライズで大外枠の12番からの発走から先行し、最後には後続を1馬身半抑えて優勝、早くもG1馬の称号を手にした。そのシーズン最終戦に選んだ沙田ヴァーズでは136ポンド(約61.7キログラム)のハンデキャップを課せられるが、1馬身1/4差をつけて優勝している。この年4戦4勝と完璧な成績を収めた。

1995/1996年シーズンは11月から始動し、香港スチュワーズカップとハッピーバレートロフィーで勝ちを挙げ、連勝記録を6まで伸ばした。その次走として選ばれた競走は、年末の沙田競馬場で開催された当時の香港には少なかった国際競走の香港国際カップ(当時G2)で、ミスターバイタリティは単勝2.6倍の1番人気に支持された。レースではヴェンティクアトロフォグリを先頭とする先行集団の中で進み、最後の直線に向き合ったところで3番手の位置につけた。しかし先を行くフジヤマケンザンは止まらず、そのまま先頭を奪って優勝、ミスターバイタリティはさらに直線で1頭に追い抜かれて4着に終わった。

その後ミスターバイタリティは香港ダービーを目指してクラシックトライアルに出走、これを楽勝した。しかし本番のダービーでは最後の直線で前が開かずそのまま沈み、生涯最低着順の9着に終わった。しかし、その次走センテナリーカップでは後続を1馬身離して優勝、続くチェアマンズプライズでも連覇を飾る[3]と同時に、当時の香港短距離三冠を達成、初代の短距離三冠馬となった。これらの功績により、同年の香港馬王(香港年度代表馬)に選出されている。

1996/1997年シーズンは、初戦に選んだサスーンチャレンジカップで135ポンド(約61.2キログラム)のトップハンデを課せられたが、大外を回りながらも最後の直線で追い込み、2着ウイニングパートナーズを半馬身差し切って優勝した。しかしそれ以降の勝鞍はなく、1997年3月のセンテナリーカップ5着を最後に引退。引退後は馬主の榮智健がロンドンに所有する牧場で余生を送った[4]

競走成績

出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 タイム 着差 1着(2着)馬
1994年/1995年
1995.01.21 沙田 エウォデイビッドH 芝1200m 1着 Basil Marcus 1.10.20 0.3秒 (Debonair)
1995.04.09 沙田 サスーンチャレンジC 芝1200m 1着 Basil Marcus 1.10.10 0.3秒 (Champman River)
1995.05.07 沙田 チェアマンズプライズ HKG-G1 芝1200m 1着 Basil Marcus 1.09.70 0.2秒 (Helene Star)
1995.05.20 沙田 沙田ヴァーズ HKG-G2 芝1600m 1着 Basil Marcus 1.37.40 0.2秒 (Deauville)
1995年/1996年
1995.11.11 沙田 香港スチュワーズC HKG-G1 芝1600m 1着 Basil Marcus 1.33.50 0.2秒 (Helene Star)
1995.11.25 跑馬地 ハッピーバレートロフィー HKG-G3 芝1200m 1着 L. o'Sullivan 1.09.90 0.0秒 (Winning Partners)
1995.12.10 沙田 香港国際C G2 芝1800m 4着 Basil Marcus 1.47.70 0.7秒 Fujiyama Kenzan
1996.02.03 沙田 香港クラシックトライアル HKG-G3 芝1600m 1着 Basil Marcus 1.35.30 0.1秒 (Deauville)
1996.02.25 沙田 香港ダービー HKG-G1 芝1800m 9着 Basil Marcus 1.50.50 0.7秒 Che Sara Sara
1996.03.02 沙田 センテナリーC HKG-G2 芝1000m 1着 Basil Marcus 0.57.40 0.1秒 (Supreme Goliath)
1996.05.11 沙田 チェアマンズプライズ HKG-G1 芝1200m 1着 Basil Marcus 1.10.90 0.3秒 (Helene Star)
1996年/1997年
1996.10.12 沙田 サスーンチャレンジC 芝1200m 1着 Basil Marcus 1.09.80 0.0秒 (Winning Partners)
1996.11.09 沙田 香港スチュワーズC HKG-G1 芝1600m 取消 Basil Marcus -- -- Michael's Choice
1996.11.20 跑馬地 ハッピーバレートロフィー HKG-G3 芝1200m 2着 Basil Marcus 1.11.10 0.1秒 Winning Partners
1997.03.01 沙田 センテナリーC HKG-G2 芝1000m 5着 Basil Marcus 0.57.60 0.7秒 Quick Action

血統表

ミスターバイタリティー血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 トムフール系

Snippets
1984 鹿毛
父の父
Lunchtime
1970 栗毛
Silly Season Tom Fool
Double Deal
Great Occasion Hornbeam
Golden Wedding
父の母
Easy Date
1977 鹿毛
Grand Chausiere Northern Dancer
Lachine
Scamoering Misty Day
Scamper Away

Savana City
1984 鹿毛
New Regent
1977 栗毛
Vice Regent Northern Dancer
Victoria Regina
Dobbinton New Providence
Flaming Issue
母の母
Lady Owar
1977 鹿毛
*Jim French Graustark
Dinner Partner
Senanga T.V. Lark
Sea Scud
母系(F-No.) (FN:8-f) [§ 2]
5代内の近親交配 Northern Dancer 4 × 4 = 12.50%、Tom Fool 4 × 5 = 9.38% [§ 3]
出典
  1. ^ [5]
  2. ^ [5]
  3. ^ [5]


脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n MR VITALITY (BM108) - Racing Information” (英語). 香港賽馬會(The Hong Kong Jockey Club). 2020年5月6日閲覧。
  2. ^ a b c 活力先生 (BM108) - 馬匹資料 - 賽馬資訊” (中国語). 香港賽馬會(The Hong Kong Jockey Club). 2020年5月6日閲覧。
  3. ^ 香港競馬通信”. 飯田コージの外はおまかせ!. ニッポン放送 (2014年2月17日). 2020年5月6日閲覧。
  4. ^ 【十大馬王系列】活力先生質素太高!罕有短途馬贏中距離G1”. 蘋果新聞 - 賽馬. 蘋果日報 (2017年7月31日). 2020年5月6日閲覧。
  5. ^ a b c Mr.Vitality(AUS) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月6日閲覧。

外部リンク

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