マーズ・ローバー(Mars rover)とは、火星着陸(英語版)後に火星表面を自動で走行するローバー。日本語では火星探査車とも呼ばれる。
ローバーは着陸地点から移動しないランダーに比べ、いくつかの利点が存在する。例えば、より広い範囲を探査できること、興味深い物体に近寄れること、太陽電池による発電を効率よくするために日当たりのよい場所に移動できること、などである。
火星に着陸して運用に成功したローバーは2021年現在6台のみで、アメリカによるもの5台と中国によるもの1台である。
火星探査車一覧
2021年5月までに計8台のローバーが火星に送られた。
- Prop-M - マルス2号に搭載。1971年失敗。
- Prop-M - マルス3号に搭載。1971年失敗。
マルス2号および3号はソ連によって打ち上げられ、ともに同一設計の「Prop-M」ローバーを搭載していた。4.5kgの機体はランダーとケーブルでつながれており、機体下部の左右に取り付けられたスキー板のようなもので移動する予定だった。しかしマルス2号は地表と激突[1]、3号は着陸から1分と経たずに通信が途絶してしまった[1]。
- 祝融号 - 天問1号に搭載。2020年7月23日、海南省の文昌航天ロケット発射場から長征5号により打ち上げられ、2021年2月10日20時頃 (CST) - 火星周回軌道投入、5月15日午前-火星への軟着陸に成功し、火星表面の気候や土壌などを調査する予定である[5]。
以下のローバーは開発が中止された。
以下のローバーは開発中である。
火星着陸地点
脚注
関連項目
外部リンク
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構想(21世紀時点) | | |
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構想(20世紀時点) | |
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火星閉鎖環境実験 | |
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ハードウェアの概念 | |
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