ボア・ヴィスタ島 (Boa Vista)は、カーボベルデに属する、バルラヴェント諸島を構成する島の1つである。ウミガメ、伝統音楽、ウルトラマラソン、そして砂丘と砂浜で知られる。ボア・ヴィスタとはポルトガル語で「良い眺め」を意味する。人口3,353人。
地理
カーボベルデで第3位の面積を持つボア・ヴィスタは、アフリカ大陸沿岸から455キロメートル西に位置する。島のほとんどは平坦である。最高地点は、エシュタンシア山の387メートルである。そのほか、サント・アントーニオ山(英語版)、ネグロ山(英語版)がある。フェリー港があり、アリスティデス・ペレイラ国際空港があるサル・レイがボア・ヴィスタ島の主要な町である。
島周辺の小島には、西の灯台のあるサル・レイ島、カーボベルデの最東端であるバルアテ島(英語版)がある。北の岬はポンタ・アントーニアである。
島はマカロネシアのエコリージョンに属する砂丘が発達している乾燥地域であり、塩生植物、ギョリュウ属(英語版)およびココヤシを含むヤシなどの植物が生え、ハシナガヒバリ(英語版)、クロオビスナヒバリ(英語版)、ズグロスズメヒバリ(英語版)、ミユビシギ、オオソリハシシギ、スペインスズメ、ケープベルデセアカスズメ(英語版)、ケープベルデオオミズナギドリ(英語版)、ケープベルデウミツバメ(英語版)などの鳥類およびアカウミガメが生息している。西部にあるラグーンのラビル・ラグーン(英語版)と南東部のクラル・ヴェーリョ島および周辺海岸重要野鳥生息地(英語版)はラムサール条約登録地である[1][2]。
自治体
人口
島の人口は、ほとんどがサル・レイの町で生活している。多くの自治体が、10人から100人程度の小規模なものである。そのほかは既に無人となっている。カーボベルデの有人島のうちで最も人口が少なく、人口密度も低い島である[3]。
経済
経済は元来農業を基盤としてきたが、砂漠化が進行して塩の採取が最重要の産業となっている。今日の主要産業は、ナツメヤシ栽培と観光である。
ギャラリー
出身者
脚注
外部リンク