ホルスト・エッケル(Horst Eckel, 1932年2月8日 - 2021年12月3日[2])は、ドイツ出身の元サッカー選手。選手時代のポジションはミッドフィールダー。
経歴
西ドイツ代表として1954年のFIFAワールドカップ・スイス大会優勝に貢献した中心選手の一人。1952年から1958年の間に国際Aマッチ32試合に出場した。所属クラブの1.FCカイザースラウテルンでは当初はFWを務めていたが、当時の西ドイツ代表監督のゼップ・ヘルベルガーの勧めもあってWMシステムのライトハーフ(現在の守備的MF)へ転向。豊富な運動量と屈強な体躯を生かし、スイス大会の全6試合に出場。インサイドフォワード(現在の攻撃的MF)に位置するエースのフリッツ・ヴァルターの負担を軽減する大きな役割を果たした。
現役引退後は工具製造業を務めていたが、再教育を受け中学校教師となり定年までこの職を務めた。その後2003年に公開されたゼーンケ・ヴォルトマン監督の映画「ベルンの奇蹟」のアドバイザーを務めた。
脚注
外部リンク