ペイ・ノワール(フランス語: Pays Noir、「黒い国」)は、ベルギーのワロン地域エノー州シャルルロワ近くの地域を指す。石炭を産出する地域なので「黒い」という名前がついている。19世紀、ペイ・ノワールでは急速な産業化が進み、最初に炭坑が、後に鋼鉄とガラス製造業などの関連産業が発展した。「ペイ・ド・シャルルロワ」(Pays de Charleroi)とも。
概要
シャルルロワを中心とするこの地域[1]はエゾー=プレール(英語版)、シャルルロワ、シャトレ(英語版)、クルセール(英語版)、ファルシエンヌ(英語版)、フルーリュス、フォンテーヌ=レヴェーク(英語版)、ジェルピンヌ(英語版)、ル・ボン・ヴィレール(英語版)、ポンタ=セル(英語版)の各コミューンを含む[2]。
ペイ・ノワールは西ではラ・ルヴィエール近くでセントル地域と接している。また、ベルギーにおけるほかの石炭産出地域と同じく、ライン中央山塊(英語版)の北縁に位置している[3]。
関連項目
脚注
参考文献