フィリップ・ハンソン (英語: Philip Hanson、1999年7月5日 -) はイギリスのレーシングドライバー。
2023年現在、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)とFIA 世界耐久選手権(WEC)にユナイテッド・オートスポーツからフル参戦している。
2020年、ル・マン24時間レースのLMP2クラスで優勝し、WECのLMP2タイトルを獲得した。チームメイトのフェリペ・アルブケルケと共に、WEC(LMP2)、ELMS、ル・マン24時間(LMP2)タイトルを同じ年に獲得した初のドライバーとなった[1]。
経歴
2015年、BKCレーシングからジュニア・カート選手権を制覇。複数回の優勝と表彰台も記録した。
2016年、アジアン・ル・マン・シリーズのトックウィズ・モータースポーツに加わり、初の耐久レースに出場した。ペアのナイジェル・ムーアとリジェ・JS P3で、LMP3クラスのドライバーズタイトルを獲得した[2]。その年のダンロップ耐久選手権でも同じペアで、タイトルを獲得した。
2017年、初のル・マン24時間レースに、ナイジェル・ムーア、カルン・チャンドックと、リジェ・JS P217で出場。LMP2クラス9位、総合11位となった[3]。ELMSにも出場した。
2018年、ユナイテッド・オートスポーツに加入[4]。IMSA スポーツカー選手権の開幕戦、デイトナ24時間レースに、フェルナンド・アロンソとランド・ノリスと共に参戦した[5]。ELMSでは、スパとポルティマオでの勝利を含む3度の表彰台を獲得、LMP2クラス5位となった。2018-19年のアジアン・ル・マン・シリーズで、ポール・ディ・レスタと出場。全4レースで表彰台獲得を達成し、LMP2ドライバー、チームタイトルを獲得した[6]。
2019年、ELMSでは途中マシンをオレカ・07に変更し4位となった。また2019-20年のWECに参戦。バーレーン、COTA、スパ、ル・マンで勝利し、LMP2タイトルを獲得。
2020年、ELMSのLMP2タイトルを獲得した。
レース戦績
略歴
- †:ゲストドライバーだった為、チャンピオンシップポイントの対象外。
スポーツカー
アジアン・ル・マン・シリーズ
ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ
FIA 世界耐久選手権
ル・マン24時間レース
脚注