ジョアン・(またはファン)・ガリガ・ビラレサウ(Joan (Juan) Garriga Vilaresau, 1963年3月29日 - 2015年8月27日)はスペイン・バルセロナ出身の元オートバイレーサー。ロードレース世界選手権で活躍した。日本語メディアではガリッガとも呼ばれた。コーナーでは上体をイン側に大きく乗り出すようなアグレッシブなライディングフォームで知られる。「パックマン」「ボーイング747」の愛称で呼ばれた。
経歴
ガリガはスペイン国内選手権で3度のタイトル(1984、86、87)を獲得し、モンジュイック24時間では3年連続優勝(1984-86)を達成した。シト・ポンスとのライバル関係は1983年のスペイン国内選手権250ccクラスから始まり、ガリガのファンはガリギスタ (garriguistas) 、ポンスのファンは (sitistas) と呼ばれた。
ガリガのベストシーズンは1988年で、この年は250ccクラスで3勝を挙げ、シト・ポンスに次ぐランキング2位を獲得した。1990年には500ccクラスにステップアップしたが、250ccクラス時代ほどの成績を残すことはできなかった。
1993年にはスーパーバイク世界選手権にも参戦した。
引退後は様々な個人的問題を抱えた。1998年に麻薬所持で逮捕され、2003年に麻薬取引及び武器の所持で有罪となり、懲役2年の判決を受けたが、社会奉仕活動に減刑され刑務所には収監されなかった。2013年には2度の心臓発作を起こす。2015年にも再び麻薬所持で逮捕され、同年8月にオートバイ事故で死亡した。[1][2]
- 凡例
- ボールド体のレースはポールポジション、イタリック体のレースはファステストラップを記録。
脚注