ピッグ・ラテン(豚のラテン語、英語: Pig Latin。「なんちゃってラテン語」と訳される場合もある[1])は、英語の言葉遊びのひとつ。おはよう (Good morning) をピッグ・ラテンで言うと、oodgay orningmayとなる。ピッグ・ラテンは子供が大人や他の子供と楽しんだり、内緒話するために用いる。反対に、大人は子供に知ってほしくない敏感な話題を話すときに時々使う。
チポトレ・メキシカン・グリルで配布されている紙バッグに、ピッグ・ラテンが書かれたものがある[2]。
規則
ある単語をピッグ・ラテンに変える習慣的な規則は以下の通り:[3]。
- 子音で始まる単語は最初の母音の前の子音を語末へ移動し、その音節にay(発音は[ei])を加える。例を挙げると
- mess → essmay
- father → atherfay
- bitch → itchbay
- star → arstay
- city [sɪtɪ] → itysay[ɪtɪseɪ]。最初の文字の位置を変えるだけでは不十分。なぜなら、itycayとすると[ɪtɪkeɪ]という発音を思わせるからである。
- [w]の音は子音と見なされ、他の子音と同じ扱いである[3]。
- Rwanda → Andarway
- queen [kwin] → eenquay[inkweɪ]
- choir [kwaɪr] → irchay[aɪrkweɪ] (正書法に基づく表記)より良いのはire-quay[3] (より音声的な表記)
- one [wʌn]→ unway[ʌnweɪ] [4]
- 母音で始まる単語(黙字の子音も含む)は語末にayを加える。
- ant → antay
- honor → honoray
脚注
- ^ Tara Calishain, Rael Dornfest, DJ Adams(著)、山名早人(訳)『Googleポケットガイド』、オライリー・ジャパン、2003年、56頁。ISBN 4-87311-153-6。
- ^ chipotletweetsのツイート(775128413866692609)
- ^ a b c Word Games as Experimental Linguistics, Michael Cahill, SIL International, Septiembre 2008.
- ^ My pig latin dictionary
関連項目