パルマラットS.P.A.(イタリア語: Parmalat S.p.A.)は、イタリアの食品会社(乳製品が主)。2000年代に事実上の倒産、2010年代に買収を経てヨーロッパ有数の多国籍企業の傘下に収まっている。
概要
1961年にカリスト・タンツィ(英語版)によって創業。牛乳やバター、チーズなどの乳製品と、その加工食品を主に扱っている。日本にはビスケットなどの菓子類が輸入されている。
2003年12月24日に社内の不正経理疑惑を受けて、パルマの地方裁判所に破産申請した。
2011年5月、フランスの乳製品大手のラクタリス(英語版)社は、パルマラット社の株式を28.97%取得。さらに全株取得のための公開買い付けを行い[1]子会社化された。
2018年、パルマラットはクラフト・ハインツからカナダ国内のナチュラルチーズ事業を買収。北米での事業展開の足掛かりを得た[2]。
社名
パルマ(Parma)の牛乳(lat)を掛け合わせた造語である。
スポーツへの後援
フットボール
2003年に破産するまではイタリアのサッカークラブのACパルマの親会社であった。また、ブラジルの(イタリア系)サッカークラブ・SEパルメイラスへのスポンサー役も担った。
モータースポーツ
F1を始めとするモータースポーツへのスポンサードも行っていた。とりわけ20世紀後半に活躍したブラバムチームに対しては、車体には大きく社名のロゴが掲げられた時代が続き[3]同社の乳製品が正規販売されていない国でも高い知名度を誇った。またニキ・ラウダ、ペドロ・ディニスの個人スポンサーも務めていた。
脚注
外部リンク
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