バージニオ・フェラーリ(Virginio Ferrari、1952年10月19日 - )はイタリア出身の元オートバイレーサーである。ロードレース世界選手権やスーパーバイク世界選手権などで活躍した。
略歴
ロードレース世界選手権におけるベストシーズンは、500ccクラスでケニー・ロバーツに次ぐランキング2位となった1979年[1]。
1984年は引退したロバーツに代わってヤマハのワークス・チームであるマールボロ・ヤマハの一員となるが、調子が上がらずランキング10位に留まった[2]。1986年には片山敬済率いるレーシングチーム・カタヤマでホンダのワークスマシンNSR250を得るが、トップ10でのフィニッシュが4回、最高位はイギリスGPの6位と目立った成績を残すことはできず、ランキング14位に終わった。
1987年はTT-F1世界選手権に参戦、ビモータ・YB4を駆ってタイトルを獲得した[3]。1988年にスーパーバイク世界選手権が始まるとフェラーリはドゥカティのライダーとして参戦した。1989年にはイタリアのメーカーであるガザニガのマシンで再びロードレース世界選手権250ccクラスにスポット参戦したがオーストリアGPで28位、チェコスロバキアGPでは27位とポイントを得ることはできず、これがフェラーリの最後のグランプリ出場となった。
現役引退後は、1998年に同じく元スーパーバイクライダーのダビデ・タルドッツィに代わるまでドゥカティ・ワークスのチーム監督を務めた。2007年にはカワサキPSG-1チームの監督としてスーパーバイク世界選手権を闘った。
主な戦績
ロードレース世界選手権
1969年から1987年までのポイントシステム
順位
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1
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2
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3
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4
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5
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6
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7
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8
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9
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10
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ポイント
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15
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12
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10
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8
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6
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5
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4
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3
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2
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1
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1988年から1992年までのポイントシステム
順位
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1
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2
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3
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4
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5
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6
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7
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8
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10
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11
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12
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13
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14
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15
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ポイント
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20
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17
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15
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13
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11
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10
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9
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8
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7
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6
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5
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4
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3
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2
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1
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- 凡例
- ボールド体のレースはポールポジション、イタリック体のレースはファステストラップを記録。
鈴鹿8時間耐久ロードレース
脚注