ネクタリン(Nectarine、学名:Prunus persica var. nectarina var. nectarina)は、バラ科の果樹。モモの変種。和名はズバイモモ。別名でツバキモモ(椿桃)、ヒカリモモ(光桃)、アブラモモ(油桃)などとも呼ばれる。
特徴
落葉高木。果皮は紅赤色に着色し、モモのような毛がない。毛が存在しないのは、自然な突然変異による頂端茎分裂組織の L1 塩基の欠如によるものである[1] 。果皮の地色は品種により白色、黄色ともあるが、現在、日本で栽培されている品種は黄色の品種が多い。果実はモモよりも小さく、果肉は赤紅色~黄色や白色。肉質は締まっており、強い甘みと適度な酸味をもつ。果実の形態に違いはあるがモモと同種である。類似するものには同じくモモの変種のブルニヨン(フランス語版)という果樹が在る。
産地
海外での生産地はオーストラリアなどがあり、ホワイトネクタリンと呼ばれる品種を始めとするネクタリンを栽培している。日本での生産地は長野県が全体の約70%を占める。他に山梨県、福島県などのモモの産地で栽培している。
脚注
出典
- ^ “Pêches, nectarines, brugnons”. L'Express (2014年7月22日). 2024年9月6日閲覧。
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