1979年頃、バンドはバーミンガムのナイトクラブ「The Rum Runner」で演奏するようになり、ニックはディスクジョッキーも兼務するようになった。
デュラン・デュラン
1980年、デュラン・デュランはEMIレコードからデビューした。彼は音楽教育を受けたことがほとんどなかったが、アナログシンセサイザーを使って熱心に実験を繰り返し「Save A Prayer」「 A View to a Kill」「 Come Undone」などのデュラン・デュランを象徴するようなメロディーを造り出した。当時まだ珍しかったミュージックビデオの制作にも積極的で派手な衣装や女性的な化粧は彼らの特徴となった。音楽スタジオでの楽曲の編集技術も習得し彼らのアルバムのプロデューサーも兼務するようになった。1983年にはバンド「カジャグーグー」のデビュー曲「Too Shy」のプロデューサーを務めた。90年代には作詞も手掛けるようになりデュラン・デュランのオリジナルメンバー再結成の原動力となった。彼には「コントローラー」というニックネームがありバンドのリーダー格である。