ツナマヨネーズ

ツナマヨネーズとは、ツナ缶のツナ(マグロ、もしくはカツオの油漬け)とマヨネーズを和えた料理。略称のツナマヨが用いられるのが一般的である。

日本国内ではサンドイッチ調理パン惣菜パンおにぎり寿司などの具材として広く用いられる。

また、ポテトチップスなどスナック菓子製品のフレーバーとしても商品化されている。

イタリア料理では「トンナート・ソース」としてツナ、アンチョビ、マヨネーズなどをフードプロセッサーで撹拌したソースが定番ソースとして利用されており、仔牛肉と合わせたヴィテッロ・トンナートが有名[1]

製品

おにぎり
  • ツナマヨネーズ・ツナマヨ - 日本の大手コンビニエンスストアのおにぎり売り上げランキング(2022年1月)では、セブン-イレブンファミリーマートローソンのいずれでも、ローソンともツナマヨネーズが1位であり、この傾向は近年において続いている[2]。ツナマヨネーズのおにぎりは、1983年にセブン-イレブンが発売した「シーチキンマヨネーズ」が日本で最初となっている[2][3]。当時セブン-イレブンと取引のあった具材メーカーの担当者の息子がご飯にツナとマヨネーズをかけていたのがヒントとなった[2][4]。その後「ツナマヨ」の名称が定着してコンビニおにぎりの定番品となり、各社とも売り上げ1位が定位置となった[3]。「シーチキン・マヨネーズ」を名乗っている商品は、はごろもフーズのツナ、シーチキンを使用している[5]
  • 和風ツナマヨ - おにぎりのご飯に醤油などで和風の味を効かせたもの[5][6]
パン
  • ちくわパン - 北海道札幌市発祥のパン。ロールパンに竹輪の穴にツナマヨを充填させたものを挟み、焼き上げたパン。
  • ツナマヨパン - コッペパン・ロールパン・スライスした食パンの上に載せ焼き上げたもの
  • サンドイッチ - アメリカでもツナサンドイッチとして一般的である。ロールパン・スライスした食パンに挟んだもの
寿司
スナック菓子
  • ポテトチップス
  • じゃがりこ(カルビー)
その他
  • ピザ・パスタソース
  • サラダの具材
  • 蒲鉾

脚注・出典

  1. ^ 沈唱瑛 (2009年10月1日). “ゆで卵のトンナート”. All About. 2023年4月16日閲覧。
  2. ^ a b c キャプテン福田 (2023年4月20日). “人気No.1!セブン-イレブンのツナマヨおにぎりが変わった!】一体どこが違うの?”. Yahoo!ニュース. 2024年12月8日閲覧。
  3. ^ a b バックナンバー”. テレビ朝日シルシルミシル」 (2009年3月4日). 2013年2月3日閲覧。[リンク切れ]
  4. ^ 松浦達也 (2018年10月29日). “おにぎりの絶対王者「ツナマヨ」誕生秘話”. PRESIDENT Online. p. 2. 2024年12月8日閲覧。
  5. ^ a b 相場一花 (2022年2月15日). “コンビニ ツナマヨ 6種類食べ比べ!セブンvsローソンvsファミマおにぎり比較”. Yahoo!ニュース. 2024年12月8日閲覧。
  6. ^ べつやくれい (2023年6月22日). “和風じゃないツナマヨネーズを考える。”. デイリーポータルZ. 2024年12月8日閲覧。

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