世界的なジョン・ケージ研究の権威であるのみならず、現代音楽のあらゆる潮流に通じ、縦横無尽に論じた博識の哲学者でもあった。
国家博士論文の一部は『声の時間』(Le temps de la voix, Paris, Ed. J.-P. Delarge, 1978)として出版されている。時間芸術としての音楽の本質について、声のさまざまな特質を明らかにすることによりアプローチされている。
ジョン・ケージとの対話による「共著」である『小鳥たちのために』(Pour les Oiseaux : Entretiens avec John Cage, Paris Ed. Pierre Belfond, 1976. Rééd.: L'Herne, 2002.)は最初にフランス語で出版され、後に英語他各国語に翻訳されたものである。この著書は「ケージの音楽作品であり、その演奏がシャルルに託された」とされる。