タネスィ・マアマウ[1](キリバス語: Taneti Maamau, 1960年9月16日 - )は、キリバスの政治家。2016年3月11日に大統領に就任した[2][3]。テブロロ・シト(英語版)内閣で金融大臣を歴任した。
概要
2016年キリバス大統領選挙(英語版)においてトブワーン・キリバス党(TKP)の新人候補として支持された野党唯一の候補であった[4]。2015年12月にオノトア選挙区選出の国会議員に再選されたアノテ・トン前大統領の前任者であるテブロロ・シト(英語版)元大統領からの支持を受けた[5][6]。
2020年1月4日-1月11日のスケジュールで中華人民共和国を訪問。習近平国家主席と会談し、2019年9月に行われた台湾との断交を称賛された。また、中国主導の一帯一路経済圏で連携する文書に署名した[7]。同年6月22日執行の大統領選挙(英語版)では26,053票を獲得し再選され、野党候補で親台湾派のバヌエラ・ベリナ(英語版)は17,866票にとどまった[8]。
2024年8月15日に執行された総選挙(英語版)の第1回目投票ではオノトア選挙区にて得票率83%で当選し、これはマアマウの親中路線が事実上信任されたとも受け止められた[9]。同年10月25日に執行された大統領選挙(英語版)では約55%を得票し、約42%にとどまったカオティアケ・ココリア(英語版)を下し再選された[10]。
脚註