ソフトウェアアート(英: Software art)は、コンピュータソフトウェアによる芸術作品、あるいはソフトウェアからコンセプトを取り入れた芸術作品である。例えば、アーティストが作成した芸術作品としてのアプリケーションソフトウェアなどがある。
パーソナルコンピュータの日常生活への浸透に伴い、芸術分野としてのソフトウェアアートは1990年代後半から徐々に注目されるようになってきた。インターネット(特にWorld Wide Web)との関連が強く、インターネットアートとも密接に関連している。配布や議論はインターネット上で行われることが多い。ソフトウェアアートのサブジャンルとしてブラウザアートがある。
2000年以降、ソフトウェアアートは非常に盛んになってきている。FILE(Electronic Language International Festival、サンパウロ)、Transmediale(ベルリン)、アルス・エレクトロニカ(リンツ)、readme(ヘルシンキ)などのメディアアートやデジタルアートのアートフェスティバルでもソフトウェアアートの比重が大きくなっており、より多くの観客の目に触れ、学界にも注目されつつある。しかし、ソフトウェアアートが分野として定着するかどうかは未知数である。
主なアーティストと作品
参考文献
- DATA browser 02 (2005). Engineering Culture: On 'The Author as (Digital) Producer'. Autonomedia / Arts Council England. ISBN 1-57027-170-4
- Barreto, Ricardo and Perissinotto, Paula “the_culture_of_immanence”, in Internet Art. Ricardo Barreto e Paula Perissinotto (orgs.). São Paulo, IMESP, 2002. ISBN 85-7060-038-0.(リンク先はWord文書)
- Luining, Peter (2004). Read_Me 2004. 2004年デンマークで開催された Readme についてのレビュー
- Bosma, Josephine (2004). Constructing Media Spaces
- Broeckmann, Andreas (2004). Runtime Art: Software, Art, Aesthetics
- Magnusson, Thor (2002). Processor Art: Currents in the Process Oriented Works of Generative and Software Art
- Paul, Christiane (2003). Digital Art (World of Art series). London: Thames & Hudson. ISBN 0-500-20367-9.
- - Software Art Andreas Broegger Copenhagen
- Mitchell Whitelaw. Metacreation: art and artificial life. Cambridge, MA: MIT Press, 2004
外部リンク