ソアチャ(スペイン語:Soacha)は、コロンビアのクンディナマルカ県の都市。人口は51万6400人(2016年)[1]。
首都ボゴタの西側に隣接し、トランスミレニオで結ばれている。首都圏のベッドタウンだが、製造業が集積しており工業都市の側面もある。
人口
語源
「Soacha」はチブチャ語の「Súa」(スエ(英語版))と、「chá」(男)を合わせた言葉で、「太陽の男」となる。
元々は「Suecha」と綴られたが、後に「Soacha」に変わっていった[2]。
歴史
紀元前800年頃~800年頃のエレーラ時代(英語版)に人が住み始めた。
1450年~1540年のムイスカ連合(英語版)時代には、重要な村になった。
これはムイスカ人がスペインのコンキスタドールに土地を奪われるまで存在した緩い国家連合である。
ソアチャはボゴタ政府の支配下にあった。
1600年8月15日、スペイン人が新たにソアチャを建設した。
1989年8月18日、大統領選の中でルイス・カルロス・ガラン・サルミエント大統領が複数の殺し屋に殺害された。
メデジン・カルテルのパブロ・エスコバルの組織の犯行だった。
同年11月27日、アビアンカ航空203便(英語版)が墜落し、乗客全員とソアチャ市民3人が死亡した。
これもパブロ・エスコバルの組織が搭乗予定のセサル・ガビリア大統領候補を殺害する為に行った。
ガビリアは事前に搭乗を取りやめており、翌年大統領になった。
2008年、偽陽性醜聞(英語版)が明らかになった。
ソアチャで仕事を紹介された22人の男性が、数百km離れた場所で遺体で見つかった事で発覚した。
殺害したのは国軍で、戦闘で殺害したゲリラと偽って政府に報告し、戦果を水増ししていた[3]。
2010年、下位中産階級を対象とした開発計画の「Ciudad Verde」(緑の都市)が始まった。完了予定は2016年末である。
著名人
写真
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住宅
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リンコン・デ・サンタ・フェ公園
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ルイス・カルロス・ギャラン競技場
脚注
外部リンク
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