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この項目では、歴史的イラン世界に伝わる撥弦楽器について説明しています。インドに伝わるについては「セタール (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
セタール(波: سهتار、ペルシア語ラテン翻字: setar)とは、歴史的イラン世界に伝わる撥弦楽器である[2]。リュート属の楽器であり、ペルシア語で「三弦[注釈 1]」という意味である。
概要
タンブール(英語版)の子孫であり、イスラーム世界の拡大とともにイランから各地へ広がっていった。約250年ほど前に4本目の弦が加えられた。なお、インドの同じく撥弦楽器である「シタール」と混同されやすいが、別の楽器である。しかしながら、その名称に関して、この「セタール」が「シタール」の語源とする説もある[3]。
ギャラリー
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セタール
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『ムラッカア (
MURAQQA)』の写本より「セタール」の
ミニチュア絵画
脚注
注釈
- ^ 要は「弦が3本である」ことを意味し、歴史的イラン世界の弦楽器における一般的な命名法に則ったものである。
出典
外部リンク
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